贈答の基本
贈り物とは、喜びや悲しみ、日ごろの感謝などの気持ちを贈り物に託して相手に贈るものです。したがって、贈る側の気持ちをきちんと相手に伝えることが重要です。そのために、以下の3つのポイントをきちんと踏まえた上で、相手の身になって贈りましょう 。
なんのために贈るのか?
まず、どういった目的で相手に贈るかを考えます。誕生祝いなどのプライベート色の強い贈り物と、結婚や葬儀などのしきたりを重んじる贈り物とでは、方法や手段もおのずと違ってきます。たとえ親しい間柄であっても、それぞれの贈答の基本ルールを守って、目的に合った贈り物を心がけることが重要です。
だれのために贈るのか?
贈る場合には、贈る相手との親密度や立場などを考慮します。さほど親しくもない人の子供に高額の初節句祝いを贈ったとしても、贈られた相手はかえって負担を感じてしまいます。また、表書きについても相手が目上か目下かで異なる場合もありますので事前にきちんと確認しましょう。
どのタイミングで贈るのか?
贈るタイミングをはずしてしまうと、せっかくの気持ちが先方に伝わらない場合があります。結婚祝いは通常、招待状をいただいてから挙式の1週間前頃までに届くように贈りますが、それよりも前に贈ってしまうと招待を催促しているように受け取られかねないので注意が必要です。相手の立場で考えて、贈って相手が一番喜ぶ時期に贈るように心がけましょう。
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