通常、日本では外国とは異なり旅館やホテルでは、心付け(心づけ)、いわゆるチップは必要ありません。心づけは、気持ちなのでどうしても渡さなくてはならないということはないのです。逆に、旅館やホテルの料金には、サービス料が含まれている場合が多く、そういった理由からも心づけは不要です。(サービス料がない場合でも料金に含まれていると考えるのが一般的なので、無理に心づけを渡す必要はありません)
ですが、子供連れでとてもお世話になったり、手厚いもてなしを受けたりした場合には、感謝の気持ちをこめてお金を包むことがあります。但し日本の場合、外国のようにお金をそのまま渡すのはNGです。心づけは、必ずポチ袋に入れるか懐紙などに包んで渡しましょう。一般的な心づけの相場は以下の通りです。
金額 | 備考 |
500~1,000 | お金はそのままで渡さない |
小額の心づけを渡す際、ポチ袋に表書きや名前は不要です。
心づけを渡すタイミングは、お世話になったときにその場で渡すのが基本です。
「お世話になります」「ご面倒をお掛けしました」「ありがとうございました」などの言葉を添えて渡します。また、事前に千円札や五百円玉をあらかじめ用意しておくとよいでしょう。